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ダイソー・セリアのエクステは使い勝手&コスパ大!元美容師おすすめ「ズレなくなる裏技」も
原産国は日本。
銀鳥産業株式会社という、ねんどを初めとした知育玩具などで有名な企業の製品です。
商品サイズは10cm × 6.5cm × 1cmとHPに記載されていました。
材質は木節ねんど69.5%、PE9.9%、防腐剤0.1%、水20.5%とダイソーオンライン通販サイトに記載がありました。
重さは筆者が家庭用はかりではかってみたところ、外装込みで1パック約124gでした。
中身は120g程度と思われます。
黒、ブラウン、白の3種が販売されていました。
ダイソーにはオーブンねんどと、オーブン樹脂ねんどという製品があります。
今回は陶芸体験ができるオーブンねんどを紹介いたします。
この2種は売り場でも近い位置に陳列されていることが多いので、ご購入の際には注意してください。
一緒にあると重宝するアイテムも紹介します。
効率よく良い形に成型するには、ローラーなどの道具があると便利です。
へらやローラーのセットもダイソーでは販売されています。
なめらかな仕上がりにしたい時は、乾燥後、かみやすりで表面を処理するとよりなめらかになります。
ダイソーでも紙やすりは多種販売されていますが、表面処理にはより目の細かい紙やすりを使用すると良いでしょう。
コート剤やアクリル絵の具を塗る際に使用します。
こちらは、陶器や磁器の置物やインテリアプレートに絵を描いて、オーブンで加熱し定着させられるマーカーペンです。
描いたあと、200℃のオーブンで30分加熱することで、色を焼付けができます。
インクは水性なので、焼かなければ落ちてしまいますので注意してください。
ブラック・レッド・ブルーの3色セットと、写真のピンク・イエロー・グリーンの3本セットがあるようです。
同じく銀鳥産業株式会社のコート剤です。
材質はアクリル樹脂、水、防腐剤です。
使用せずとも焼成して完成させることはできますが、コート剤を塗って焼き付けると、作品を耐水化できます。
食器などの用途でない、雑貨としての使用であれば、ニスなどでも代用できます。
その他、装飾用の具材です。
マグネットを接着剤で付ければ、手作りマグネットに。
ピンを付ければブローチになりますよ。
作り方についてはパッケージの裏面にも説明はあるのですが、かなり簡易な内容となっています。
そのため、詳細な作り方は銀鳥産業株式会社のHPより「オーブンねんどの作り方説明書(pdf)」をダウンロードするのがおすすめです。
こちらの説明書はデータサイズがやや大きいですので、スマホではなくパソコンなどでのダウンロードをおすすめいたします。
注意:以下に記載しました作成はあくまで筆者の一例ですので、詳細な作り方はかならず上記の、銀鳥産業株式会社の説明書を参考にするようにしてください。
まずはねんどを成形します。
ねんどセットのローラーなどを使うと良いですね。
乾きやすいので、水などを付けながら作業すると良いようです。
筆者は白とブラウンを使って、簡単に薄く伸ばして小さなクッキー型でぬいてみました。同色で箸置きも作成。
さらに黒色ねんどを使って小皿を作ってみました。
柔らかいですので、細かい部分はつまようじやへらなどを使って丁寧に型からはずすといいですね。
成型の際にできた傷やシワは、水を付けてならすと良いようです。
黒、ブラウン、白をそれぞれ使っています。
ねんど自体はかなり柔らかく、ねんど板などにもくっつきやすいのですが、水で流すだけでも比較的簡単に落ちるので、道具の使用後のメンテナンスは楽でした。
成形が完成したら、乾燥の工程です。
室内の風通しの良いところに置いておきます。
乾燥させる時間は作品の大きさにより、小さなものなら1-2日置いておくとのこと。
乾燥させた様子はこちらです。
乾燥させた作品を、アルミホイルを敷いた天板にのせてオーブンで焼いていきます。
使用できるのはオーブンのみ。
電子レンジやトースターは使用できません。
オーブン機能付き電子レンジのオーブン機能であれば可能です。
160~180℃で約30分焼きます。
加熱温度や時間は、オーブンにより様子をみながら調節をしてください。
焼き上がると、つぶつぶとした砂のような質感になります。
かなり色味の差はなくなってきました。
白も紙ねんどのような真っ白ではなく、ややグレーがかった色味になります。
そのままの風合いを活かしたブローチなどにするならば、コーティングや色付けをせずこの時点で完成としてもOKです。
色付けやコート剤でのコーティングを行う場合は、引き続き作業します。
絵を描いていきます。
さまざまな画材が使えるのですが、コート剤が水性のため水性の顔料ではコート剤を塗った時に落ちてしまうようです。
メーカーおすすめの画材はアクリル絵の具とのことです。
もちろんダイソーでもアクリル絵の具は販売されていますので、ぜひ店頭でチェックしてみてください。
筆者は陶器用のマーカーを使いました。
マーカーは加熱することで、水で落ちにくくはなるものの、食器などには使用しないよう記載されていました
マーカー自体は水性なので、塗ったあとも下地が透けています。
芯の太さは2mm。特ににじむようなこともなかったので、かなり細かいデザインも描けそうです。
アクリル絵の具などを使った場合は、絵の具が乾燥したらそのままコート剤の塗布に移っても良いようです。
筆者は水性の陶器用マーカーを使用したため、このままコート剤を塗るとマーカーが溶けてしまうため、水性マーカーの焼付けをしっかりと行いました。
200℃で約30分加熱すると、その後、水にぬれた手で触っても落ちる様子はありませんでした。
コート剤を塗布します。
コート剤は使用する分だけ、別の容器に入れて筆で塗布します。
使用した容器や筆などは作業後固まってしまわないよう、すぐ洗うようにしてください。
コート剤はかなりさらさらとした液でした。
2回ほど塗ってみたのですが、のちにわかるのですがそれでも食器使用には足りなかったようです。
コート剤を焼き付けます。100℃のオーブンで約15分から30分加熱します。
ここまでの過程を経て、完成です。
こちらは箸置きです。いかがでしょうか。
筆者は小さな作品は接着剤で磁石を付けてマグネットにしてみました。
また小皿は小物入れとしてみました。
小皿に水を入れてみましたが、もちろんぽたぽた底から漏れてくる、といったことはありませんでした。
しかし、じわじわとコート剤の隙間から水がしみ込んでいるようで、少し色の変わった部分がありました。
乾かすとすぐに元に戻るのですが、コート剤でのコーティングが不完全だったようです。
コート剤は使用を重ねて耐水性が薄れてしまった場合などにも再度施すことができるので、足りないな、と思ったら再度塗布して焼き付けるのがよさそうです。
出来上がった作品は、「オーブン、電子レンジ、直火、IH調理器での使用はできません」と記載がありました。
また食洗機の使用もできないとのことでしたので、使用の際にはご注意ください。
作成した感想としては、コップなどの大きな食器を作るには、少し練習が要りそうだと感じました。
小物は初心者でも十分楽しめるものができました。
陶芸を簡単に始められたらとても良いですよね。
陶芸を習いたいと考える方は、体験教室からスタートするのが一般的です。
手びねりの体験は一回3,000円程度からの教室が多いようでした。
もちろん教室では釉薬などを用いてプロの手で焼いてもらうものですので、仕上がりも異なります。
また大きくなるほど乾燥や焼きも時間がかかるため、大きな作品は家庭用オーブンで焼成することは難しくなっていきます。
しっかりと実用に足る大きな焼き物をどんどん作ってみたい人には教室が良いでしょう。
しかし体験教室などでは手順や作成物が決まっている場合も。
「小物をたくさん作ってみたい」
「自由な作品を作ってみたい」
「まずはちょっぴりチャレンジしてみたい」
といった人には、自宅で自由に楽しめるダイソー製品もメリットはおおいにありそうです。
大手ショッピングサイトで検索してみたところ、家庭用のオーブンで焼成できることをうたったオーブンねんどは、調査日に400g入り税込み587円で販売されていました。
1gあたり約1.47円となる計算です。
ダイソー製品は筆者が家庭用はかりではかってみた値を参考に、約120g入りで計算したところ、1gあたりは約0.92円となる計算です。
400g入りの大容量パックと比べても、なんとダイソー製品の方がコスパ優秀という結果になりました。
小皿は黒ねんどを約1/3程度を使って作成しました。
もちろん大きさにもよるのですが、ひとパックで小皿が2~3枚作れるイメージでしょうか。
ねんどだけであれば税込み110円、コート剤込みでも220円で陶芸を楽しむことができます。
ダイソーのオーブンねんどを使えば、家庭用オーブンで簡単に陶芸を楽しむことができます。
初心者でも簡単に小物を作ることができました。
コート剤や色付け用の陶器用マーカー・アクリル絵の具の販売もあり、作品表現のバリエーションも広がります。
またダイソーのオーブンねんどはコスパも優秀という結果に。
ダイソーのオーブンねんどで手軽に芸術の秋をしてみませんか?
情報は調査時のものであり、内容やデザインなどが変更となっている場合があります。
使用感などについては筆者個人の感想とお考えください。
なお店舗により取扱の内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。
また取扱説明をよくご確認いただき、注意してご使用いただけますようお願い申し上げます。(執筆者: 新木 みのる)
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