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1月~2月に権利確定する高配当銘柄7選 銘柄を選ぶポイント、注意点を解説
そう考える理由は、
と考えているからである。
株式市場で「ハイローラー」という扱いになる証券会社や機関投資家の投資方法を知っておいた方がいい。
彼らは、決算が出て、担当者が「良い決算」と判断した後に、会議にかけ、その会議が通過してから投資行動に移ることがある。
決算が出てから投資に移るのは数日から数か月後になるのである。
我々個人投資家には、そんな縛りはない。
「好決算である」と判定さえできれば、翌日以降に仕込め、大口機関投資家が仕込むのを寝て待てば良いのである。
私の投資法はこんな感じである。
だから、決算分析はその発表日に何件あろうが全てやりきる。
1月31日には323社
2月10日には611社
2月13日には341社
2月14日には550社
の決算発表がされているが、徹夜で翌日までに全件分析しているのはその価値を知っているからである。
今日はその分析の中から、10万円以下で買える注目銘柄を7銘柄お伝えする。
≪画像元:シチズン時計株式会社≫
- 企業概要:腕時計大手。電波時計に強み。工作機械、情報機器、電子部品も展開。
‐ 決算日:2月13日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
業績自体は堅調で特筆すべきものはないが、同日発表された大規模な自社株買いは度肝を抜いた。
自社株買いというのは企業が自分の株を買い取ることであり、多くの場合には株価上昇の好材料となるものである。
今回の驚きは、その自社株買いの量であった。
通常はよく見るのは、発行済み株式数の数%から10%の規模の自社株買い発表が多い中、なんと最大25%もの規模。これには驚いた。
決算翌日ストップ高を付け、翌日はさらに上昇。
≪画像元:株式会社宮入バルブ製作所≫
- 企業概要:LPG容器用バルブ大手。船舶用やLNG用も。燃料電池車・水素充填バルブも。
‐ 決算日:2月13日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
売上、利益ともに上方修正。特に利益においては、それまで発表していた内容の倍の利益を上げる修正内容を発表。
過去5年の業績の中でも頭抜けた業績成長計画を出した。
株価は決算発表後に高値を付けたが、決算前に戻ってきており、まだ決算内容を反映し尽くしているとは思えない内容。
≪画像元:ログリー株式会社≫
- 企業概要:ネイティブ広告に特化した配信プラットフォーム提供。記事解析で好みを推測・配信。
‐ 決算日:2月13日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
前年3Q累計の際には最終益において大きな赤字決算を出したが、黒字転換。
株価は年末から下げの一途の辿る中での好決算発表で、反転のチャンスを感じる。
ログリーという銘柄は、新型の感染症が流行したなかでマザーズを中心としたグロース企業が大相場を作った際に大きな上昇を遂げていた銘柄であった。
株価には日柄調整といったものが必要である。
昨年のS&P500指数やアメリカ株全体の元気のなさ、そして、感染症が流行において大相場を作りながらも昨年苦戦してきたグロース銘柄は、十分な日柄調整を経て、正当な株価に戻るのが今年かもしれないと考えている。
その正当な株価の決定要因は、ログリーのようなグロース銘柄の場合には特に、業績成長がどのようなものだったかということが決定要因になると考える。
≪画像元:日本ギア工業株式会社≫
- 企業概要:・減速機専業。バルブアクチュエーターに強み。電力、水道、ガス等インフラ向けが多い。
‐ 決算日:1月30日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
前年3Q累計の際には営業益、経常益において赤字転落決算を出したが、黒字転換。なおかつ赤字転落の前年に出した利益額の倍近くの利益を叩き出している。
今期の最終見通しは前年の6倍もの営業益予想に向かって驀進中。
決算確認してからエントリーしても十分な利益が出ることがわかるだろう。
≪画像元:株式会社JVCケンウッド≫
- 企業概要:ビクターとケンウッドが統合。AV機器、車載、業務用に注力。ドラレコ関連事業を強化。
‐ 決算日:2月1日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
3Q累計決算対前年比において、
の利益を叩き出す。
家計において身近に考えるのであれば、前年と比べて給料が27%上昇し、手取りが前年の5倍になっていると考えれば、その凄まじさをイメージできるだろう。
≪画像元:株式会社シンクロ・フード≫
- 企業概要:飲食店向け情報サイト「飲食店.COM」運営。求人、物件、仕入情報など展開。
‐ 決算日:2月13日、3Qの決算が発表。
‐ 決算内容:
前年3Qと比較しても大幅な成長。
飲食店を対象としたビジネスということもあり、感染症による厳しい規制が終わり、飲食店にまた活気が戻り、かつこれから外国人が日本に押し寄せる事を考えると、非常に期待が持てる企業である。
1月訪日外国人は毎月毎月増加してきている。
注目すべきは、毎月増加しているにも関わらず、感染症が流行し始めた2019年比では44%減となっている。
これからインバウントと言われる銘柄がまた追い風を受ける可能性は高いと考える。
決算の実績数字には、既にその成長のスタートを切り出しているように見える。
≪画像元:株式会社ウィルズ≫
- 企業概要:上場企業と投資家を繋ぐマーケティングツール IRーnavi、プレミアム優待倶楽部を展開。
‐ 決算日:2月13日、通期決算が発表。
‐ 決算内容:
堅調な成長を見せており、7期連続の最高益更新は安定感と信頼感を感じさせる。
新しい期においても売上、利益ともにさらに最高売上、最高利益を更新計画を出しており、期待ができる。
株価は決算発表後になんと下落。
こういう時の戦略としては、業績の上方修正、または、増配などの新しいニュースが出た時にエントリーすることが良い位置で買うことに繋がることが多い。
もちろん株価はどちらに向かうかはわからない。
予想に反して下がってしまうものもたくさんあるだろう。
しかし「業績がいい、悪い」を発表された決算から判断できれば、その企業の株を売る人よりも買う人の方が多くなるのではなかろうか。という仮説を立てることができる。
その行動は日本の経済の大きな動きを捉え感じていく上でも非常に役に立つ事となり、日常を楽しくするだけでなく、資産形成を考えるうえでも有益な成果を出すと考える。(株-1グランプリ優勝者 古賀真人)
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