秦剛のスピード出世が妬まれ、王毅一派が密告したという手の噂だ。秦剛はまだ若いのに(56歳で)、2歳年上の謝鋒(駐米大使)を差し置いて外相になった。そのことに不満を持った謝鋒らがアメリカにおけるスキャンダルを、秦剛と対立する(と位置付けている)王毅に告げ、王毅が習近平に密告したという流れの憶測だ。スキャンダルというのは秦剛が香港メディアのフェニックスで「風雲対話(Talk with World Leaders)」という番組を担当していた女性キャスター・傅暁田(ふ・ぎょうでん)氏と不倫関係にあったという噂を指す。