◆国連における北京冬季五輪を支持する決議 上記の記者会見で香港の記者との質疑応答で提起された国連総会における決議は以下のようなものである。英語版に関してはUN General Assembly adopts Olympic Truce for Beijing 2022, highlighting the contribution of sport to the promotion of peace and solidarity(国連総会が2022年北京大会のオリンピック休戦協定を採択、平和と連帯の促進に向けたスポーツの貢献をアピール)(※2)にあり、中国語版はこちら(※3)にある。
これは12月2日にニューヨークで開催された第76回国連総会において、193の全加盟国のコンセンサスにより採択され、173の加盟国が共同提案した「Building a peace and better world through sport and the Olympic ideal(スポーツとオリンピックの理想による平和でより良い世界の構築)」と題した国連決議だ。
193−173=20ヵ国が署名に加わらなかった。
中国外交部報道官・汪文斌が言った「173ヵ国」はこの数値を指しており、中国としては強気なのである。
◆外交的ボイコットに対するIOC声明 12月6日、IOCはアメリカの外交的ボイコット表明を受けて、IOC statement on today’s announcement by the US government(本日の米国政府の発表に対するIOCの声明)(※4)を発布した。