米株高を好感した買いが先行する流れ。大型IT関連株に好業績期待の買いが入り、昨夜のナスダック指数は1.7%高と急反発した。新型コロナウイルス感染拡大を背景に、「在宅」消費が活発化した——との見方が広がっている。香港でも同様に、ITネット関連の銘柄に物色の矛先が向かった。前日から算出・公表がスタートした「ハンセン科技指数(Hang Seng TECH Index)」は3.5%高と急反発し、構成30銘柄のうち29銘柄が上昇。組み入れウエート上位の「ATMX」と呼ばれる銘柄群では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が2.3%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.5%高、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が3.2%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が1.5%高と値を上げている。