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29日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比630.8ポイント安(-0.58%)の107556.3で取引を終えた。108195.2から107313.00まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。このほか、翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードが強まっていることも積極的な買いを手控えさせた。一方、指数の下値は限定的。外部環境の改善などが引き続きサポート材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2886.48 +1.03%
29日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比29.57ポイント高(+1.03%)の2886.48で取引を終了した。2845.28から2886.48まで上昇した。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商摩擦の緩和期待など外部環境の改善が支援材料。トランプ米大統領が米中協議の合意について楽観的な見方を示したほか、欧州連合(EU)が英国のEU離脱期限の延長を認めた。また、ガスプロム(GAZP)などの上昇も指数をサポート。モルガン・スタンレー証券(MS)が同社のアウトルックを上方修正したことが好感された。一方、観測などが支援材料。一方、原油価格の下落が資源銘柄の一角の売り手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 39831.84 +1.48%
29日のインドSENSEX指数は上昇。前日比581.64ポイント高(+1.48%)の39831.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同159.70ポイント高(+1.37%)の11786.85で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商摩擦の緩和期待など外部環境の改善が支援材料。トランプ米大統領が米中協議の合意について楽観的な見方を示したほか、欧州連合(EU)が英国のEU離脱期限の延長を認めた。
【中国本土】上海総合指数 2954.18 -0.87%
29日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.87ポイント安(-0.87%)の2954.18ポイントと3日ぶりに反落した。
流動性のひっ迫が意識される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、2日続けてリバースレポの実施を見送り、この日は過去に実施した分の満期到来で2500億人民元を市中から吸収した。ただ、下値を叩くような売りはみられない。米中通商摩擦の緩和期待が相場を下支えしている。
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