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13日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比632.00ポイント安(-0.87%)の72122.13で取引を終えた。72977.13から71035.03まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米連邦準備制度理事会(FRB)が市場予想通り利上げを実施したことが嫌気され、通貨レアル安の一段進行懸念が強まった。なお、2018年の米国の利上げ見通しは4回に引き上げられた。国内では、弱い経済指標や景気の減速懸念などが引き続き足かせになった。
【ロシア】MICEX指数 2270.73 -0.04%
休み明けとなる13日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.01ポイント安(-0.04%)の2270.73で取引を終了した。
買いが先行した後はしばらくプラス圏で推移したが、引け間際にマイナス圏に転落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強い。なお、市場予想通り利上げは実施された。2018年の利上げ見通しも4回に引き上げられた。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 35739.16 +0.13%
13日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比46.64ポイント高(+0.13%)の35739.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同13.85ポイント高(+0.13%)の10856.70で取引を終えた。
終始プラス圏で推移した、終盤に上げ幅を縮小させた。経済指標の改善が支援材料。4月の鉱工業生産は前年同月比で4.9%上昇し、前月の上昇率4.4%を上回った。また、4月の主要8産業生産高の増加率も前月の4.6%から5.2%に加速したと報告された。
【中国本土】上海総合指数 3049.80 -0.97%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比30.01ポイント安(-0.97%)の3049.80ポイントと反落した。
指標下振れを嫌気。5月の中国金融統計で、人民元建て新規融資が予想外の減少となったことがマイナス材料視されている。また、あす14日に、同月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)があす公表されることも気がかり材料として意識された。今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が3カ月ぶりに利上げするとの見方が強まるなか、中国の金利上昇懸念もくすぶっている。FRBが前回に利上げした3月、中国人民銀行(中央銀行)は金融市場への資金供給ツールの一つ「常設流動性ファシリティ(SLF)」や「リバースレポ取引」について、金利を引き上げた経緯がある。
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