*16:25JST 株式会社キッズスター:2025年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(5) キッズスター<248a>

私たちの成長の基本的な考え方は、日本・アジアともに「顧客数 × 顧客単価」で売上を構成するモデルです。そのため、営業体制を拡充し、国内外で新規の出店企業を増やすことに注力しています。顧客数の増加に加えて、顧客単価の向上、すなわち「ごっこランドの価値向上」も重要なテーマです。
近年では、「ごっこランドEXPO」の拡大が顧客単価の向上に大きく貢献しています。今後は、顧客数の増加と単価向上の相乗効果によって、成長の角度をさらに高めていきたいと考えています。

次に、顧客数の傾向についてです。国内においては、引き続きパビリオン数の拡充に取り組んでおり、営業体制の強化を通じて既存顧客の継続率向上と新規顧客の獲得を図ってまいります。

海外展開についてご説明します。現在、ベトナム市場に注力しており、現地法人は今年4月に設立が完了しました。すでに本格的な営業活動も開始しています。
現地では、当初の想定を上回るペースでダウンロード数およびプレイ回数が増加しています。この成果を受け、さらなる認知拡大とユーザー活性化を目的として、ベトナム国内で高い人気を誇る「ドラえもん」とのコラボレーションを実施しました。今後も、現地ニーズを踏まえた独自の取り組みを通じて、認知度の向上と利用促進を積極的に図っていきたいと考えています。

こちらは国内における顧客単価向上の取り組みについてです。まずは「ごっこランドEXPO」についてですが、昨期は5ヶ所での開催にとどまりましたが、今期は30ヶ所での開催を計画しています。すでに出店枠については全て完売しており、好調に推移しています。
また、従来のようにショッピングモールなどの商業施設で開催するだけでなく、全国各地で行われているキッズイベントへの参加や、今期は大阪・関西万博の会場において「ごっこランドEXPO」を開催する予定です。これにより、商業施設に限らず、ニーズのある地域で開催を広げ、ユーザーとの接点をさらに拡大していきたいと考えています。

こちらは、今年7月にベトナムで初めて開催した「Gokko World EXPO」に関するご報告です。リアルイベントとしての初開催となりましたが、3日間で合計3,646名のファミリー層の皆様にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。現地での熱量は、日本国内を上回るほどであり、今後はベトナム独自の展開も視野に入れながら、リアルイベントの規模拡大を進めていきたいと考えています。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 株式会社キッズスター:2025年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(5)