そのほか、ネットワーク、データベース、セキュリティに関連するソフトウェアの自社開発製品を多数リリースしてきたが、2016年4月には自社製品の拡販のための受託開発力強化を目的として、1987年の設立以来組込み系ファームウェアの受託開発を行ってきた独立系のソフトウェア開発会社であるエイムを100%子会社化した。エイムは、組み込みシステム、WEB・クラウド、スマートフォン・PCアプリケーションなど、顧客のニーズに応じた機器・システムのシステム提案から開発・実装、運用保守までトータルエンジニアリングサービスを提供しており、特に音楽関係、カーナビゲーションシステム、AV機器製品の開発経験が豊富で、音楽レコメンドシステムの開発も手掛けている。日本語CDDB(Compact Disk DataBase:音楽の演奏者や制作年度などの情報が格納されたデータベース)の運営を独自に開始し、米国Gracenoteの楽曲認識テクノロジーと連携したアルバム名、曲名、アーティスト名のフリガナデータ「YOMI」や、ニックネーム、短縮名、間違った読み方等で構成されるアーティスト情報「別名」をコンテンツ・サービスとして提供する。また、Gracenoteの公式開発パートナーとしてカーナビゲーションを中心にしたデバイスへの組込み制御システムの開発やデバイスへのGracenote製品の組込み、顧客のソフトウェア受託開発などを手がけてきた。