a) 自治体DX 自治体業務のDXを支援するサービスとして、公共施設予約システム「PORTAL X」を提供している。同システムは、デジタルID(マイナンバーカード)を用いることで公共施設の利用者登録・施設予約・利用・支払いまでをすべてオンライン上で行うことができ、利用者の利便性向上と公共施設管理者の業務負担軽減に貢献するサービスで、中小規模の自治体向けをターゲットに設計・開発した。既に複数の自治体で導入実績も出ているが、機能拡充も段階的に進めている。2025年1月にはデジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ※1」を利用してオンライン上で在住証明※2の手続きができる機能の提供を開始した。同機能の実装により、減免(割引制度)適用時の窓口での本人確認が不要となり、さらなる利便性向上と対応コストの削減効果が期待される。また、個人情報はデジタル認証アプリ内で一元管理されるため、個別の情報入力が不要となり、個人情報の保護・漏洩対策なども強化されることになる。公共施設予約システムは複数の事業者がサービスを提供しているが、同社のシステムは競合サービスと比較して運用拡張性が高く、初期導入コストやランニングコストも低いといったメリットがあり、今後の普及拡大が期待される。
b) スマートヘルスケアプラットフォーム 2022年から大塚製薬との共創プロジェクトとして開発を進めてきた「スマートヘルスケアプラットフォーム」については、第1弾として2024年9月より法人向け健康サポートプログラム「fitbiz」のサービス提供を開始した。同サービスはスマートフォンアプリを通じて“従業員の健康習慣づくりのためのサポート”や“健康施策結果の見える化”を行い、参加を希望する従業員一人ひとりが健康課題に気づき、生活習慣の見直しと健康づくりの実践に取り組める「従業員の健康習慣づくり」のためのサービスである。提供する「生活習慣学習サポートプログラム」では学習コンテンツに加えて、大塚製薬の製品※1も用いながら生活習慣を見直す12週間の有償プログラム(1万円/人)となっている。プログラム終了後の結果や課題についての結果レポートは、健康経営優良法人※2の認定要件にも活用可能となっているため、健康経営に取り組む企業にとっては同サービスを活用する動機付けにもなる。同社はシステム開発費のほかサービスの運営・保守料、並びに利用料の一定割合を売上に計上する。2025年6月期の売上高としては1百万円を目標に掲げている。