2) 大規模AI時代に合わせたエコシステムの増強 国内では、SIerとの協業を開始し、大規模案件での水平分業・垂直分業を行える体制を確立する。加えてクラウドベンダーやデータセンターと提携しオンプレミスとクラウドのハイブリッド利用を促進する。また、モビリティ向けのPoC(Proof of Concept:新しいアイデアや技術・手法の実現可能性を検証)センターであるGATをさらに増強し、良質の案件開拓を図る。グローバルでは、従来のグローバルパートナーに加えて、NVIDIAと関係が深いOEMベンダー、ストレージベンダー、ソフトウェアベンダーとのパートナーネットワークをさらに強化し、製品調達力とオリジナリティのある大規模システムの構築を可能にする。
3. モビリティ業界向けにNVIDIAテクノロジーのトライアル環境を提供開始 豊田通商グループのエレクトロニクス商社であるネクスティ エレクトロニクスと同社は、日本のモビリティ業界でNVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングを活用したAI開発をさらに加速できるようにするため、生成AIを含むプロダクショングレードのAIアプリケーションの開発・展開を、ユーザーが試せるPoC環境提供サービス「GPU Advanced Test drive」(GAT)を2024年4月より開始した。
GATではNVIDIAハードウェアだけでなく、NVIDIA AI Enterpriseをはじめとする、NVIDIAのGPUにオーソライズされたソフトウェアスタックの検証環境も揃える。ユーザーは、GATの最新AI開発検証環境を利用することで、投資判断を迅速に行うことができる。仮想環境を用いないベアメタル物理サーバー、高セキュア回線などにより安心して利用できる。