*15:27JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ソラコムは大幅に3日続落、トラースOPがストップ高 <147a> ソラコム 1730 -190
大幅に3日続落。新規の売り材料は出ていないが、商いを伴って値下がりしている。ソラコムは3月26日に上場し、公開価格(870円)を上回る1563円で初値を付けた後、一時2460円まで急伸。24年3月期の営業利益予想を前期比546.0%増の6.54億円とするなど好業績見通しを背景に直近の新規株式公開(IPO)銘柄の中でも特に人気化していた。ただ、買い一巡後は利益確定売りに押される展開が続いている。

<5572> リッジアイ 2200 -7
続落。EY新日本有限監査法人に衛星データ活用アドバイザリーサービスを提供し、監査・保証業務での衛星データ活用に向けたサービス化の検討を開始したと発表している。互いの企業が持つナレッジを活かし、脱炭素・カーボンクレジットなどサステナビリティ関連を中心に社会課題の解決を目指すという。検討の例として、脱炭素ニーズに対応するカーボンクレジット算出支援のほか、海外工場や鉱山の稼働や進行状況の把握などを挙げている。

<7063> バードマン 1198 +54
大幅に続伸。自社に所属するK-POPボーイズグループ「Celest1a」が花王<4452>の「SPOT JELLY へそごまパック」の広告プロモーションに起用されると発表している。22日から配信されるWEB CMに出演する予定。メンバーらの普段のレッスンや商品を体験する姿が放映されるという。へそごまパックは、ゼリー状のパック剤をへそに流し込んで垢やニオイ汚れをとる商品。

<6696> トラースOP 337 +80
ストップ高。一部メディアが「空調、AIで自動制御」と題し、丸紅<8002>孫会社の丸紅情報システムズ(東京都文京区)はトラース・オン・プロダクトが開発した空調や照明の消費電力を削減するソリューション「AIrux8」の販売を5日に開始すると報じ、買い材料視されている。報道によると「天井に設置した人感・照度センサーから得たデータを人工知能(AI)が解析して照明や空調を自動制御し、設定温度まで緩やかに調整する」という。

<5592> くすりの窓口 1393 +45
大幅に反発。自社が運営する患者管理システム「Pharmacy Support」が調剤薬局向けに配送管理機能を新たにリリースしたと発表している。提携している配送事業者を利用すると、当日は550円から、翌日以降は440円からの料金で患者宅へ配送できるという。オンライン服薬指導や配送・決済情報の管理を患者情報とともに閲覧しながら実施することも可能なため、調剤業務の円滑化に貢献できるとしている。

<4570> 免疫生物研究所 497 +18
大幅に反発。徳島大学と胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされるGIST(消化管間質腫瘍)を診断し、治療するための抗体医薬品の研究開発に関する特許(日本国内)を共同で取得したと発表している。発明の名称は「c-KIT陽性腫瘍特異的抗体断片」。現時点で25年3月期への影響はないが、業績に影響を及ぼす事象が生じた場合は速やかに開示するとしている。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:ソラコムは大幅に3日続落、トラースOPがストップ高