a) IPコンテンツ調達力&展開力 IPの発掘・育成に強みを持つレッグスと同社がそれぞれに持つ資産やノウハウを活用・共有化することで、顧客ニーズに合わせた多様な施策並びにサービス展開がグループで可能となり、新規案件や新規クライアント、リテール網の獲得が進む可能性がある。また、版元に対しては両社の協業によって、単独で交渉するよりも有利な条件で契約が可能となり、コスト競争力の強化につながる効果が期待できる。
b) プラットフォーム展開力 グループ内で持つ流通プラットフォームを生かし、顧客企業のニーズに最適なプラットフォームの活用で、売上の最大化を図る。例えば、コンビニエンスストアに関しては同社とレッグスで大手3社をカバーしており、顧客ニーズに合わせたプロモーション施策の提案が可能となる。また、流通プラットフォームとして、ドラッグストアやディスカウントストア市場で開拓余地があり、これらプラットフォームを広げられれば、成長余地も一段と拡大できる。
c) 商品&サービスの拡大と品質力強化 レッグスとの協業により、IP物販での新商品や新サービス等の展開が期待される。また、品質管理についても両社で品質基準を統一化し、中国サプライヤーなどから共同仕入れによって調達・物流コストを削減する取り組みを検討している。また、環境問題への取り組みに関してもエコ商材の提案や廃棄処分する在庫のリサイクル等に関してグループでバリューチェーンを構築する考えだ。