リグア<7090>は8日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比33.5%増の25.29億円、営業利益は同8.8%減の1.95億円、経常利益は同9.5%減の1.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同28.2%減の0.96億円となった。

接骨院ソリューション事業の売上高は前年同期比43.3%増の18.37億円、営業利益は同4.9%増の1.81億円となった。ソフトウェアでは、接骨院向け患者情報管理システム「Ligoo POS & CRM」とレセプト計算システム「レセONE」の機能を併せ持った「レセONEプラス」を積極的に販売したが、大型案件の受注があった前年同期に比べて減収となり、売上高は同26.5%減の3.17億円となった。機材・消耗品では、接骨院での自費施術メニューの拡大をサポートする為のツールである機材や同社のコンサルティングノウハウを集約した接骨院向けの運営教材等の販売を行った。また、2021年6月より「Dr. Supporter」を販売した結果、売上高は同86.3%増の9.26億円となった。教育研修コンサルティングでは、接骨院における新規利用者のWeb集客を目的としたWebコンサルティング及び各顧客の需要に合わせた継続型のコンサルティングを行った。また、接骨院の幹部または幹部候補者等向けの研修プログラム「GRAND SLAM」や経営者向けの「経営実践塾」等を展開したこと等により、売上高は同124.9%増の4.00億円となった。請求代行では、接骨院等における事務負担の軽減を目的とした療養費請求代行サービスを展開した結果、売上高は同10.5%増の1.94億円となった。
金融サービス事業の売上高は前年同期比13.0%増の6.91億円、営業利益は同66.0%減の0.14億円となった。保険代理店では、オンライン営業にて募集行為を行ったほか、接骨院ソリューション事業において構築された接骨院ネットワーク及び提携先からの紹介先に対し、生命保険及び損害保険の販売を行った結果、売上高は同7.0%増の3.00億円となった。IFA(金融商品仲介業)では、株式や投資信託等の金融商品を用いて、長期的で安定的な資産形成や資産運用を目的にサービスを展開している。オンライン営業や電話対応により、顧客への丁寧な対応を行ったことで、口座数と預かり資産が大幅に増加した。また、外部委託先である委託IFAの増加に伴い、販売手数料や信託報酬が増加したこと等により、売上高は同17.6%増の3.87億円となったが、売上原価である委託IFAへの業務委託料も増加した。その他では、一般事業会社の財務コンサルティングを受託したことにより、売上高は同179.2%増の0.03億円となった。

2022年3月期通期については、売上高が前期比20.2%増の32.30億円、営業利益が同17.2%増の2.89億円、経常利益が同16.5%増の2.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.7%増の1.80億円とする、2021年5月11日に公表した連結業績予想を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 リグア---3Qは2ケタ増収、接骨院ソリューション事業が伸長