<3974> TBCSCAT 1456 +23
年初来高値。19年10月期の営業利益を従来予想の1.87億円から2.38億円(前期実績1.73億円)に上方修正。売上高は従来予想の27.82億円から27.59億円(同26.39億円)に下方修正したが、売上総利益率が上昇したことから利益が拡大する見通し。美容ICT事業で付加価値率の高いソフトウエアカスタマイズ案件やシステム保守、WEBコンテンツ(ASP)などが増加したことが増益に寄与した。

<2693> YKT 429 +43
一時ストップ高。米グーグルが量子コンピューターを使って「重要なマイルストーンを達成した」と発表したことを受け、関連銘柄の一角として買いが入った。グーグルは科学雑誌Natureで量子超越性と呼ばれる研究の成果を公表し、「世界最速のスーパーコンピューターでも1万年かかる計算をわずか200秒で実行した」としている。YKTは研究用及び産業用レーザー、光通信部品などの販売を手掛けている。

<4875> メディシノバ 953 +80
大幅高。新規化合物MN-001(Tipelkast)およびMN-002(MN-001の主要な代謝体)に関し、非アルコール性脂肪性肝炎と非アルコール性脂肪性肝疾患を適応とする出願で日本の特許庁から承認通知があったと発表。肝臓の炎症を軽減させるほか、製剤を限定せず、錠剤やカプセル剤、液体製剤の経口薬として特許が認められているという。今回の特許は少なくとも32年12月までカバーするとしている。

<6787> メイコー 1741 +45
大幅に反発。通信端末の設計などを手掛ける中国の上海龍旗科技股フン有限公司(龍旗社)と電子機器組立事業に関する業務提携を行い、ベトナムで合弁会社を設立すると発表。出資比率はメイコー連結子会社が51%、龍旗社連結子会社が49%。合弁会社はメイコーのベトナム工場で20年から生産を開始する。メイコーはEMS事業のビジネス拡大のため、ベトナム第一工場を増床して受注拡大に向けた営業活動を進めていた。

<9425> 日本テレホン 522 +4
3日続伸も上げ幅縮小。移動体通信機器の販売を手掛ける兼松コミュニケーションズが筆頭株主で資産管理会社の現代商事から市場外の相対取引で日本テレホン株46万株を取得すると発表している。取得価格は1株につき420円。異動後の兼松コミュニケーションズの議決権所有割合は13.5%で、筆頭株主となる。株主の異動で業務提携などが期待できるとの思惑から朝方に買いが膨らんだようだ。

<4816> 東映アニメ 5270 -170
大幅に反落。20年3月期の営業利益を従来予想の120.00億円から150.00億円(前期実績157.41億円)に上方修正。アプリゲーム化権販売に加え、海外で「ドラゴンボール」や「ワンピース」の商品化権販売、「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けた国内のタイアップ・販促向け許諾が好調に推移。ただ、業績修正発表で当面の材料が出尽くしたとの見方から利益確定売りに押された。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:YKTは一時ストップ高、メディシノバが大幅高