中期経営計画の達成に向けた重点施策は、以下の4点となる。 a) DSBとの協業による金融・SIer向けBPO案件の受注拡大を推進する b) キャッシュレス決済関連業務の業容拡大を推進する c) 消費増税に伴う公共案件の受注を獲得し、公共BPO分野の業績定着と成長基盤構築を図る d) 「品質のキャリアリンク」を名実ともに実現し、品質向上によるブランド力強化を図り事業を拡大させる
(2) CRM関連事業部門 CRM関連事業部門の売上高は、2021年2月期に34億円を目指す。中期経営計画達成のための重点施策として、以下の2点を挙げている。 a) 地方都市におけるテレマーケティング事業者の需要取り込みのための高付加価値人材の確保、並びに新規登録者の誘致・マッチング力の強化を実現する b) 金融機関における取引拡大を実現する
(3) 一般事務事業部門 一般事務事業部門の売上高は、2021年2月期に34億円を目指す。売上水準は2019年2月期から横ばいとなるが、これは一般事務案件として受注しても、その後、周辺領域の受注獲得を進め、BPO案件への移行が進むと見ているためである。中期計画達成のための重点施策としては、以下の2点を挙げている。 a) 改正労働契約法及び改正労働者派遣法等、いわゆる雇用の2018年問題に対する適切な対応を行う b) 就業スタッフのキャリアパスを実現するためのフォロー活動を実施し、金融案件を中心に希望者を増加させる
(4) 製造系人材サービス事業 製造系人材サービス事業の売上高は2021年2月期で52億円と、年間10億円ペースでの拡大を目指している。また、営業利益率に関しては増収効果によって、2019年2月期の1.3%から2021年2月期は4.4%に上昇する見込みとなっている。成長戦略としては以下の5点を挙げている。 a) コンビニベンダー等の食品加工会社を中心に事業拡大を展開する b) 主婦、外国人労働者、シニア層など多様な人材が活躍できる分野の事業拡大と、その関連企業への展開を図る c) ベトナムやネパール等の外国人労働者の稼働者数を全就業スタッフの50%以上に実現する(2018年2月期19%→2019年2月期第2四半期29%) d) 出店を加速させ、売上拡大と全国展開を目指す e) 食品加工で成長を続ける外国人労働者活用の製造加工業への横展開を推進する