翻訳センター<2483>は9日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.3%減の49.03億円、営業利益が同17.5%減の2.81億円、経常利益が同20.0%減の2.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.1%減の2.03億円となった。

翻訳事業は、特許分野では、特許事務所における受注が好調に推移した。医薬分野では、外資製薬会社との安定した取引に加え、国内製薬会社における受注が拡大した。工業・ローカライゼーション分野では、自動車関連企業からの受注が好調に推移した。金融・法務分野では、企業の管理系部署との取引が拡大しているものの、前年に獲得した金融機関からのスポット案件の反動減もあった。

派遣事業は、金融関連企業やITサービス関連企業、医薬品関連企業からの求人が好調に推移した。

通訳事業は、大手情報通信関連企業や金融関連企業などからの受注が好調に推移した。
語学教育事業は、アイ・エス・エス・インスティテュートが運営する通訳者・翻訳者育成講座の集客が前期を下回った。

コンベンション事業は、大型国際会議の多かった前期の反動減により、売上高は減少した。

その他のセグメントは、外国への特許出願に伴う明細書の作成や出願手続きを行う株式会社外国出願支援サービスの売上が堅調に推移した。

なお、2018年3月期通期の連結業績予想については、同日に上方修正を発表している。
売上高が前期比3.7%増(前回予想比2.9%増)の106.00億円、営業利益が同11.8%増(同4.0%増)の7.80億円、経常利益が同11.5%増(同4.0%増)の7.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.2%増(同1.9%増)の5.30億円としている。
翻訳事業の堅調な推移やメディア総合研究所の子会社化などが業績に貢献する見込み。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 翻訳センター---2Qは売上高が49.03億円、順調な進捗を背景に通期の上方修正も発表