ヘリオス テクノ ホールディング<6927>は7日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.3%増の113.62億円、営業利益が同57.7%増の17.05億円、経常利益が同60.4%増の16.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同65.3%増の11.80億円となった。

ランプ事業は、売上高は前年同期比0.6%増の15.92億円、セグメント損失は0.06億円(前年同期はセグメント利益0.2億円)となった。露光装置用光源ユニット装置の売上が順調に伸び紫外線ランプが増収となり、LEDを含む一般照明用ランプの落ち込みをカバ−した。

製造装置事業は、売上高は前年同期比33.6%増の77.38億円、セグメント利益は同55.7%増の18.27億円となった。受注残高は、119.34億円となっている。インクジェット精密印刷機の大型案件が完納、下期納品予定の大型FPDパネル用配向膜製造装置も売上計上となった。露光装置用光源ユニット装置も計画を上回る売上となり、好調に推移した。

人材サービス事業は、売上高は前年同期比15.5%増の20.60億円、セグメント利益は同4.2%増の0.94億円となった。技術者派遣、設計請負では、スタッフの質的向上、顧客ニーズにあった対応、営業強化を図り安定した業績で推移した。製造派遣は、派遣者数増加の成果が出た。

なお、2018年3月期通期の連結業績予想については、同日に上方修正を発表している。
売上高が前期比37.3%増(前回予想比7.3%増)の235.00億円、営業利益が同87.5%増(同44.4%増)の26.00億円、経常利益が同89.0%増(同52.9%増)の26.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同57.3%増(同50.0%増)の18.00億円としている。
製造装置事業において、来期に予定していたインクジェット精密印刷機の追加受注分について納入が早まり、また、露光装置用光源ユニット装置においても追加受注を受け、当期中の売上を予定しているため、増収の見込みとなっている。利益についても、コストダウン、特にリードテックを含めた生産キャパの拡大及び生産効率の改善が寄与し、各利益が前回発表予想を上回る予定となっている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ヘリオス テクノ ホールディング---2Qは2ケタ増収増益と好調に推移、通期予想の上方修正も発表