3. 成長に向けての具体策 (1) 金融機関向けシステム開発案件の受注拡大 a) 大手顧客のコアパートナーとして勘定系・情報系・チャネル系システムの開発を継続的に対応し、信用と実績を積み上げる。 b) 大手金融関連の勘定系システムの現状を分析・棚卸し、過去の失注案件の復活と同時に新たな案件への参画を徹底する。 c) FinTechの台頭によるプラットフォームの高機能化と運用拡大、特に24時間365日決済対応、地銀再編制度変更対応、オムニチャネル化、ビッグデータ活用の案件に積極的に対応する。 d) これまでの金融システム開発実績と、FinTechにおける取り組み実績を組み合わせることで、競合他社に無い付加価値をSIerに訴求し、特別なパートナーとして取引を拡大させる。
(2) 非金融システム開発案件の受注拡大 a) これまで取引のない相手先も含めてゼロベースですべてにアプローチを行い、上位SIerからの受注を徹底する。 b) フィスコグループのネットワークを活用した大手企業へのアプローチを強化する。 c) 強みであるオフショアの実行力を全面に出して営業活動を行い、特にシステム開発のピーク時に発生する短期多量の構築及びテスト作業支援の拡大を目指す。
(3) FinTech関連案件の受注拡大 a) マーケットの急速な拡大が期待されるFinTech関連分野では、強みとなる高度な金融システム開発実績とFinTechにおける取組実績を組み合わせることで付加価値を訴求し、現在のFinTechにおける先駆けから、仮想通貨のシステムインテグレーターとしてのポジションを確立することを目標とする。 b) 仮想通貨に関する取引所システム、デリバティブシステム、決済システム開発を推進することでノウハウを蓄積すると同時に、関連する一般の市場に展開を図ることでビジネスを拡大し、国内最大の「仮想通貨のシステムインテグレーター」を目指す。 c) 適用範囲が極めて広く、今後の社会インフラに大きな影響を及ぼす重要技術であるブロックチェーンを利用した様々なサービスやソリューションの提供を行うことで、事業の拡大を図る。