■今後の見通し

2. 商品別の売上高見通し
泉州電業<9824>では商品別の売上高(単体ベース)を以下のように予想している。

(1)機器用・通信用電線では、引続き半導体製造装置や工作機械関連からの引き合いが強いことから、下半期も売上高は好調に推移すると見ており、前期比6.8%増の26,070百万円と予想している。

(2)電力用ケーブルは依然として競争が激化しているが、後ずれしていた建設関連の需要が立ち上がると期待されることや売上高よりも利益優先の営業を展開する計画であることから同14.8%増の22,390百万円を予想している。

(3)汎用被覆線は住宅向けや中小ビル向けが比較的好調に推移するとの見方に加え、銅価格が上昇していることから同16.1%増の7,980百万円が見込まれる。

(4)その他電線は特に積極的な販売を行わない計画であることから、銅価格の上昇を含めても同10.7%増の3,580百万円と予想している。

(5)非電線は銅価格の影響が少ないセグメントだが、ソーラー関連がさらに失速する可能性があるものの、その他製品が引き続きある程度の伸びが期待できることから同5.2%増の9,860百万円と予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 泉州電業 Research Memo(5):銅価格上昇の影響もあり全商品別で増収を予想