*04:53JST 5月7日のNY為替概況 7日のニューヨーク外為市場でドル・円は142円89銭まで下落後、143円97銭まで上昇し、引けた。

米中通商交渉の開始が好感され堅調に推移したのち、中国を交渉の場につかせることを目的に関税率を引き下げるつもりはないとのトランプ大統領の見解が報じられるとリスク回避の円買い、ドル売りが再燃した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利据え置きを決定し、見通しを巡る不透明感は一段と強まったとしたほか、失業率、インフレの上昇のリスク高まったとの言及でドル売りが優勢となった。その後、パウエル議長が利下げを急がない姿勢を再表明したためドルの買い戻しに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.1371ドルから1.1301ドルまで下落し、引けた。

欧州連合(EU)がもし、交渉が決裂した場合の対米追加関税を計画しているとの報道を受けた欧米貿易摩擦悪化懸念にユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は162円97銭から162円38銭まで下落。

ポンド・ドルは1.3377ドルへ強含んだのち1.3290ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8251フランから0.8186フランまで下落した。

[経済指標]

【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を据え置き、4.25%-4.50%に決定


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情報提供元: FISCO
記事名:「 5月7日のNY為替概況