*13:52JST 米国株見通し:底堅い値動きか、金利高抑制なら買戻しも (13時30分現在)

S&P500先物      5,288.00(-7.25)
ナスダック100先物  18,470.50(-26.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は140ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


1日の主要3指数はまちまち。ナスダックは終盤に持ち直したが、S&Pは反落、ダウは240ドル安の39566ドルと3日ぶりに値を下げた。この日発表されたISM製造業景況感指数は予想外に強く、好不況の境目である50を2022年10月以来約1年半ぶりに上回った。連邦準備制度理事会(FRBの引き締め的政策の継続を後押しする材料となり、売りを誘発。金利高を背景にハイテクのほか消費、金融などが売られ、指数を押し下げた。


本日は底堅い値動きか。直近のインフレ指標を受け、パウエルFRB議長は早期利下げに慎重な姿勢を示した。ただ、前日のISMは雇用指数が低調だったほか、今晩のJOLTS求人件数は前回を下回る見通し。今週末の雇用統計は非農業部門雇用者数や平均時給が弱まると予想され、雇用情勢の悪化への思惑は金融当局者のタカ派姿勢を後退させる可能性がある。一方で押し目買い意欲は強く、金利高が抑えられれば新規の買いが見込まれる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、金利高抑制なら買戻しも