*07:20JST NY債券:米長期債相場は強含み、6月米PCE価格指数の伸び率は市場予想を下回る 28日の米国長期債相場は強含み。この日発表された6月米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比+3.0%にとどまり、5月実績の3.8%から鈍化した。同コア価格指数の伸び率も鈍化し、前年同月比+4.1%。インフレ緩和を示唆する結果を受けて債券利回りは低下。日本銀行は28日に開いた金融政策決定会合で金融緩和策の一部修正を決めたが、特に意識されなかったようだ。イールドカーブは若干のスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、28日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.25-5.50%となる確率は80%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.50-5.70%以上となる確率は28%程度。10年債利回りは一時4.038%近辺まで上昇したが、米国市場の前半にかけて3.935%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて3.951%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-92.00bp近辺、2-30年は-86.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.87%(前日比:-6bp)、10年債利回りは3.95%(前日比-5bp)、30年債利回りは、4.01%(前日比:-3bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は強含み、6月米PCE価格指数の伸び率は市場予想を下回る