米商務省が発表した8月新築住宅販売件数は前月比+1.5%の74万戸となった。予想を上回り4月来で最高となった。また、7月分も72.9万戸と速報の70.8万戸から上方修正された。新築住宅が住宅市場に占める割合は少ないが、契約時点での統計となるため、住宅市場の先行指標として同指数への注目度が高い。建築材料費の上昇が一段落した模様。

良好な結果を受けて、住宅市場改善期待が強まり米国債相場は続落。米10年債利回りは1.42%から1.45%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は110円50銭から110円70銭まで上昇し8月11日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.1720ドルから1.1701ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・8月新築住宅販売件数:74万戸(予想:71.5万戸、7月:72.9万戸←70.8万戸)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米8月新築住宅販売件数、予想上回りドル買い継続