全米住宅産業協会(NAHB)が発表した8月NAHB住宅市場指数は75と、予想外に7月80から低下し昨年8月来の低水準となった。同時刻に商務省が発表した6月企業在庫は前月比+0.8%。伸びは5月+0.6%から拡大し、昨年10月来で最大となった。売上高は+1.4%と、6月のマイナスからプラスに改善し、3月来で最大となった。売上在庫比率は1.25と、6月1.26から低下。

事前に連邦準備制度理事会(FRB)が発表した7月鉱工業生産は前月比+0.9%となった。伸びは6月+0.2%から予想以上に拡大。3月来で最大となった。7月設備稼働率は76.1%と、6月75.4%から予想以上に上昇し、パンデミックにより経済が封鎖する前の2月来で最高水準を回復した。

パウエル議長のイベントを控えて米国債相場はまちまち。10年債利回りは1.22%から1.2717%まで上昇後、1.2533%で推移した。ドル・円は109円20銭まで下落後、109円57銭まで上昇し高値を探る展開。ユーロ・ドルは1.1770ドルから1.1724ドルまで下落した。
【経済指標】

・米・7月鉱工業生産:前月比+0.9%(予想:+0.5%、6月:+0.2%←+0.4%)
・米・7月設備稼働率:76.1%(予想:75.7%、6月:75.4%)
・米・8月NAHB住宅市場指数:75(予想:80、7月:80)
・米・6月企業在庫:前月比+0.8%(予想:+0.8%、5月:+0.6%←+0.5%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米8月NAHB住宅市場指数/米7月鉱工業生産・設備稼働率/6月企業在庫