ダウ平均は92.38ドル高の31148.24ドル、ナスダックは78.55ポイント高の13856.30で取引を終了した。

朝方発表された1月の雇用統計は予想を下回ったものの、議会で予算決議案が可決され、バイデン大統領が提示している1.9兆ドル規模の追加経済対策の成立が可能となったため寄り付き後、上昇した。利益確定の売りに伸び悩んだが終日堅調に推移。ハイテクも引き続き強く、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新して終了した。セクター別では、耐久消費財・アパレル、消費財サービスが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

自動車メーカーのフォード(F)は第4四半期決算が予想を上回ったほか、電気自動車、自動運転自動車への投資計画が好感され上昇した。消費が後押しされるとの期待からスポーツ用品のナイキ(NKE)も買われた。一方、前日引け後に決算を発表した在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は、売上高が初めて10億ドルに達したものの、需要急増への対応が利益を圧迫しているとの警告を受けて下落。半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は先日発表した冴えない決算や見通しに加え世界的な半導体不足が嫌気され下落した。

投機色の後退で、週初は30を超えていた恐怖指数のVIX指数は21近辺まで低下した。

(Horiko Capital Management LLC)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株式相場は続伸、大規模追加経済対策への期待高まる