1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は79.2と、12月80.7から予想以上に低下した。連邦準備制度理事会(FRB)もインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率速報値は3.0%、5−10年期待インフレ率速報値は2.7%と、それぞれ12月2.5%から上昇し、8月来、9月来の高水準となった。同時刻に発表された米国の11月企業在庫は前月比+0.5%となった。伸びは10月+0.8%から予想通り鈍化し8月来で最小。

事前に発表された12月設備稼働率は74.5%と、11月73.4%から予想以上に上昇し3月来で最高となった。12月鉱工業生産は前月比+1.6%と、伸びは11月+0.5%から拡大し、7月来で最大。

予想を下回った消費者信頼感指数を嫌いドル買いが一段落した。ドル・円は103円90銭の高値から103円78銭へ反落。ユーロ・ドルは1.2090ドルで下げ止まった。

【経済指標】
・米・12月設備稼働率:74.5%(予想:73.6%、11月:73.4%←73.3%)
・米・12月鉱工業生産:前月比+1.6%(予想:+0.5%、11月:+0.5%←+0.4%)
・米・11月企業在庫:前月比+0.5%(予想:+0.5%、10月:+0.8%←+0.7%)
・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:79.2(予想:79.5、12月:80.7)
・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.0%(12月:2.5%)
・米・1月ミシガン大学5−10年期待インフレ率速報値:2.7%(12月:2.5%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値予想下振れ、ドル買い一服