全米住宅産業協会(NAHB)が発表した4月NAHB住宅市場指数は30と、2012年6月来の低水準に落ち込み予想55を大幅に下回った。3月72からの低下幅は過去最大。同時刻に米商務省が発表した2月企業在庫は前月比‐0.4%と、予想通り1月−0.3%に続き2カ月連続の減少となった。

事前に米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した3月鉱工業生産は前月比‐5.4%と過去最大の下落を記録。3月設備稼働率は72.7%と、2010年4月以降10年ぶり低水準に落ち込んだ。

ドル・円は107円86銭まで上昇後、107円42銭まで再び下落。ユーロ・ドルは1.0919ドルから1.0857ドルまで下落後、1.0900ドルに戻す往って来い相場となった。

【経済指標】
・米・3月鉱工業生産:前月比‐5.4%(予想:-4.0%、2月:+0.5%←+0.6%)
・米・3月設備稼働率:72.7%(予想:74.0%、2月:77.0%)
・米・4月NAHB住宅市場指数:30(予想:55、3月:72)
・米・2月企業在庫:前月比‐0.4%(予想:-0.4%、1月:−0.3%←-0.1%)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米・4月NAHB住宅市場指数、2012年来の低水準