30日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円29銭まで上昇後、107円66銭まで反落して107円86銭で引けた。米国政府による過去最大規模の経済救済策が成立したことに加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)の大規模支援策で金融安定期待も広がり、さらに、新型コロナウイルスの治療ワクチン開発の進展期待にドル買い・円売り優勢で始まった。その後、米・3月ダラス連銀製造業活動指数が過去最低を記録したことを嫌気したドル売りが再燃し、上値を抑制した。

ユーロ・ドルは、1.1062ドルから1.1010ドルまで下落して1.1042ドルで引けた。ドイツ経済の深刻なリセッション予想を警戒したユーロ売りが続いた。ユーロ・円は119円50銭から118円80銭まで下落。ポンド・ドルは1.2441ドルから1.2354ドルまで下落。ドル・スイスは0.9563フランから0.9611フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:独経済の深刻なリセッション織り込むユーロ売り