9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円35銭から109円58銭まで上昇し、引けた。米先週分新規失業保険申請件数が5週間ぶりの低水準となるなど、米雇用統計への期待が高まりドル買いが優勢となった。また、中東の緊張緩和、来週の米中貿易第1段階協定の成立が確実となったことを好感しリスク選好の円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1117ドルから1.1093ドルまで下落して引けた。

ユーロ・円は、121円49銭から121円69銭まで上昇した。

ポンド・ドルは、1.3022ドルから1.3069ドルまで上昇。英議会下院が欧州連合(EU)離脱関連法案を可決、上院の承認を得て31日に離脱することが一段と確実となったためポンド買いが強まった。



ドル・スイスは、0.9711フランまで下落後、0.9738フランまで上昇。中東の緊張緩和で安全通貨のフラン買いが後退した。


   [経済指標] ・米・先週分新規失業保険申請件数:21.4万件(予想:22.0万件、前回:22.3万件←22.2万件)・米・失業保険継続受給者数:180.3万人(予想:172.0万人、前回:172.8万人)

  

<KY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 1月9日のNY為替概況