本日のマザーズ先物は、次第に模様眺めムードの強まる展開となりそうだ。前日の米国市場では、米中貿易協議の進展期待からNYダウなど主要3指数が揃って反発。外部環境の好転を映し、マザーズ先物にも朝方は買い戻しの動きが先行しよう。一方、前日の朝方にかけて一時1ドル=107円台半ばまで進んだ円安進行は一服しており、本格的なセンチメント好転は期待しにくいだろう。足元のマザーズ市場では、物色に方向感がなく、朝方に買いが先行しても買いの手が続かない材料株が散見されており、主力級銘柄に対する積極的な押し目買いの動きも限られている。10日から開催される米中閣僚級による通商協議を前に、関連報道に一喜一憂する動きが続いているだけに、市場では「協議の結果を見極めたいとの見方に変化はなく、積極的に上値を買い上がっていくには力不足」との指摘もあり、買い一巡後のマザーズ先物には模様眺めムードが強まりそうだ。
上値のメドは870.0pt、下値のメド850.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:模様眺めムードの強まる展開か