18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円06銭から108円68銭まで上昇し、108円45銭で引けた。米国の5月住宅着工件数は予想を上回ったことやトランプ大統領が米中首脳会談の開催を確認したことがドル買いにつながった。米中協議進展への期待が強まり、リスク選好の円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1182ドルから1.1213ドルの範囲内でのもみ合いが継続し、1.1193ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆したため、7月利下げ観測が浮上し、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、121円07銭から121円68銭まで上昇した。米中貿易摩擦解消への期待でリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2506ドルから1.2565ドルまで上昇した。ユーロポンド絡みの買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9975フランまで下落後、1.0013フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:G20で米中首脳会談開催へ