16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円20銭から112円64銭まで下落し、112円82銭で引けた。クラリダ米FRB副議長が米政策金利は中立に近いと述べたことを材料にドル売りが広がった。米10年債利回りは3.06%台まで低下した。また、合意なきブレグジット懸念や米中通商摩擦の緩和期待後退による円買いも強まった。

 ユーロ・ドルは1.1325ドルから1.1420ドルまで上昇し、1.1416ドルで引けた。ユーロ・円は128円13銭まで下落後、128円90銭まで上昇した。

 ポンド・ドルは1.2817ドルから1.2878ドルで推移。ゴーブ英環境相の政権残留を好感して底堅い展開になった。ドル・スイスフランは1.0084フランから0.9992フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米FRB利上げ打ち止め近いとの観測からドル売り広がる