米国株式相場は下落。ダウ平均は12.34ドル安の25952.48、ナスダックは18.29ポイント安の8091.25で取引を終了した。カナダとの通商交渉再開を5日に控えて、トランプ大統領のカナダに対する強硬姿勢が米国の業界団体や、両党議員の反発を招いており、先行き不安から売りが先行。8月ISM製造業景況指数が約14年ぶりの高水準となるなど下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、小売や商業・専門サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや電気通信サービスが下落した。

深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)は、海洋採掘会社のオーシャン・リグUDW(ORIG)と27億ドルで買収合意したものの、財務負担を懸念した売りが広がった。スポーツ用品のナイキ(NKE)は、国歌斉唱中の起立を拒否して物議を醸した全米フットボール・リーグ(NFL)選手を広告に起用し下落。SNSのフェイスブック(FB)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け軟調推移。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は、ゴールドマンサックスによって投資推奨リストに追加され上昇した。

携帯端末のアップル(AAPL)に続いて、ネット小売アマゾン(AMZN)の時価総額が一時的に1兆ドルを突破した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは12ドル安、カナダとの通商交渉に対する懸念広がる