続落。買い先行で始まったが、5日線に上値を抑えられる格好となり、先週末の下ヒゲを消しつつある。引き続き200日線が支持線として意識されるなか、いったんは同線を試す可能性はありそうだ。ボリンジャーバンドでは-2σを挟んでの推移であり、終値ではこれを下回っている。売られ過ぎ感があるが、バンドが拡大傾向にあるため、+2σに沿った調整にも。週足形状では26週線を割り込んでおり、20730円処に位置している52週線が意識されてそうである。ただ、200日線意識で21000円割れは想定内となり、これを下回ったとしても200日線から52週線まで300円弱となるため、一先ず目先底が見えてきた格好である。そのため、ここから売り込む動きよりは、押し目買いを意識したスタンスに向かいやすく、次第に下値の堅さが意識されてくる可能性がある。ただし、下げの一因であるボラティリティの指数を含め指数連動のデリバティブ取引による影響だが、1、2日で需給状況が一気に改善するとは考えづらく、イレギュラー的な価格が付きやすい。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:200日線を試す可能性はありそう