ドル・円は110円70銭付近で下げ渋る展開。黒田日銀総裁が定例記者会見で出口戦略への見方を否定したことで円売りが強まり、一時111円台を回復した。しかし、米10年債利回りは2.61%台に低下し、ドル売りに振れた。ユーロ・ドル、ユーロ・円が軟調であり、ドル・円はユーロ・円の下落に連れ安気味になった面もありそうだ。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円64銭から111円04銭。ユーロ・円は135円32銭から135円98銭、ユーロ・ドルは1.2223ドルから1.2253ドルで推移。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は失速、米長期金利が低下