シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の20140円となり、これにさや寄せする格好から、買いが先行しよう。ただし、米追加利上げ観測の後退により為替市場ではドル円が1ドル113円台前半で推移しており、自動車など輸出関連のほか、金融セクターなどは手掛けづらくなりそうだ。また、本日はファーストリテ<9983>の決算が予定されている。指数インパクトが大きい銘柄であり、決算を前に慎重姿勢が強まるようだと、日経平均の重石になりやすいだろう。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、日経平均は直近のもち合いレンジでの推移になりそうだ。

物色については決算など個別の材料のほか、ゲームやAI、仮想通貨、セキュリティなどテーマ性のある中小型株に引き続きシフトしやすいと考えられる。もっとも、過熱警戒感も高まっており、低位株や調整一巡感が意識される銘柄等に向かいやすいだろう。個別では長谷工<1808>、五洋建設<1893>、ブリヂストン<5108>、住友ゴム<5110>、ディップ<2379>に格下げが観測されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:買いが先行に、本日ファーストリテ決算予定で慎重姿勢、物色は中小型株にシフト