S&P500先物 2294.00(+3.00) (19:35現在)
ナスダック100先物 5159.00(+4.00) (19:35現在)

19:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは20ドル高程度で推移。欧州は小幅ではあるが高安まちまち。ユーロストック、英FTSEが上昇する一方で独DAXが下落。

3日の米株式市場は1月雇用統計で非農業部門雇用者数が22万7000人増と予想を大きく上振れ買いが先行。トランプ大統領が金融規制改革法(ドッド・フランク法)見直しの大統領令に署名したことで、モルガン・スタンレーやゴールドマンサックスなどの金融株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。

NYダウは再び2万ドルを突破したことから、2万ドル固めの相場展開が意識されやすくなりそうだ。もち合いレンジの上限であるが、一目均衡表では転換線、基準線を突破し、遅行スパンは上方転換シグナル発生が意識されてきている。トランプ政権の経済政策や政治動向を注視しながらの相場展開が続こう。減税策等が出されるようだと、レンジ突破へのきっかけになろう。

また、先週は、難民・移民に対する一時的な入国制限策が批判を受けて株価が下落した一方で、トランプ大統領が金融規制改革法(ドッド・フランク法)見直しの大統領令に署名すると、金融セクターを中心に買いが広がるなど、対照的な値動きとなった。市場は、金融動向や経済指標の良し悪しよりも、足元でトランプ政権が公約に掲げる経済政策・政治動向に注目しており、今週も医療保険制度改革法(オバマケア)の廃止または改正、減税策などの法案が公表されれば、株価上昇の可能性がある。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:2万ドル固めの相場展開を意識へ