皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は、南アフリカ共和国の通貨ランドのレポートをご紹介します。

先週の南アランド円は下落していますが、南アランドの値動きについて、テクニカルマイスターでは、『格付け会社ムーディーズによる南ア国債の格下げ示唆やフィッチの見通し引き下げで、地合いが悪化している中、じり安となった』と分析しています。

続けて、『南アフリカの国営電力会社エスコムの損失は、過去最大の207億ランド』で、予想より低かったものの、『年間損失が2017年の23億ランドから207億ランドと9倍に拡大しているため、市場の警戒感は強まった』と解説しています。

加えて、『南アフリカ第2四半期失業率は29.0%、前回27.6%より悪化』し、『今後の国内総生産(GDP)への影響が懸念された』ことに加えて、米中貿易戦争への懸念も重石となったと考察しています。

今週の南アランド円については、『上値の重い展開が続きそうだ』と予想。『今年に入り、南アフリカからの資金流失は債券市場を中心に進んでおり、南アランドを押し下げている』ほか、『ラマポーザ大統領を巡る違法献金問題で、大統領が来年には辞職に追い込まれる可能性があることも、市場の不透明感を高めている』と伝えています。

南アフリカのニュースにも注意したいところでしょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月6日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 南アフリカの情勢とランドの値動きに注意 サンワード貿易の陳氏(三井智映子)