こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

7/4付の「DailyOutlook」では、リスクを取る動きについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日本株市場は、米利下げ期待の高まり、G20(20ヵ国・地域)サミットでの米中首脳会談で通商協議の継続が決まったことなどを背景に息を吹き返している。日経平均は、6月4日に底打ちして以降、昨日までで6.0%上昇。個別では、オークマ(6103):+11.0%、アマダHD(6113):+10.5%、牧野フ(6135):19.1%、DMG森精(6141):+33.6%、SMC(6273):+14.7%、ファナック(6954):+9.0%と、工作機械関連銘柄の上昇が目立つ。また、東エレク(8035)など半導体関連株も同様に上昇しており、株式市場では先行きの景況感改善を前提にリスクを取る動きが出ている』と伝えています。

続けて、工作機械関連銘柄の株価を左右する受注は、前年同月比でみて減少が続くことを挙げながら、『しかし、受注の減少は外需、内需ともに半年以上続いており、前年の水準が下がることで減少率は徐々に狭まり、今後底打ち感が意識されよう。また、7月1日公表の6月日銀短観の2019年度設備投資計画をみると、人手不足などを背景に積極的な効率化、省力化投資が継続している様子が窺える』と分析しています。

さらに、『株価は5月に米中を巡る不透明感の高まりで急落する場面でも、12月安値を割らず悪材料への耐性をみせた。期待先行で上昇した後は、業績がサポート要因になると考えられ、株価上昇の持久力もつけているとみる』とまとめています。

最後にレポートでは、『工作機械受注と関連銘柄の株価推移』を紹介しています。詳しくは7/4付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




<ST>

情報提供元: FISCO
記事名:「 景況感改善を前提にリスクを取る動き、SMBC日興証券(花田浩菜)