こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「FA関連株」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

工場自動化(FA:Factory Automation)は、省力化を進める国の方向性でもあり国策関連銘柄でもあります。そのため、株価堅調の銘柄が多いです。

同コラムでは、今年の年初来高値を更新し続ける銘柄について記述しています。安川電機<6506>は『サーボモーターとインバーターに加え、産業用ロボットでも世界首位級の同社は、この春以降、四半期決算発表のたびに通期業績予想を上方修正しており、好業績は折り紙つき』です。同社株は『本年1月4日に1,843円で始まり、その後ほぼ一貫した上昇を継続し、11月21日のザラ場でついに5,000円台をつけ、年初から2.7倍』となっています。同社株は『日経平均採用の中型株で、現在は1兆円超の時価総額』となっており、これだけの規模の銘柄が3倍近くになっていることから、『多くの投資家から評価を受けている』ことが分かります。

同コラムによると『このような“一貫上昇銘柄”は他にもある』ようです。例えば、キーエンス<6861>、SMC<6273>も安川電機株と同じような動きをたどってきています。興味深い点は『これらがすべて「FA関連株(ファクトリーオートメーション/生産現場で工程の自動化を図るシステム」ということ)です。GW以降に急動意となったダイフク<6383>や、9−10月にかけてファナック<6954>、ソニー<6758>といった超大型外需株も追随してきました。ここから先「一貫上昇銘柄」になる期待には外需株の動きが目立っているようです。

一方、内需株にも一貫上昇銘柄があるようです。FA関連株ほどではないですが、『大手ゼネコンの大成建設<1801>、鹿島<1812>』や『9月以降は電気通信工事大手のコムシスホールディングス<1721>、協和エクシオ<1951>』も上昇トレンド継続です。

また、値動きに荒さはあるものの、消費関連株で高値をキープしている銘柄にも言及しています。『これらの銘柄は高値を更新し続けた結果、もう「ヤレヤレ売り」のような売り圧力が小さい』ようで、同コラムではその理由なども分析しています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の11月24日付のコラム「外需株なのか?内需株なのか?それが問題だ」にまとめられています。

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フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 外需株なのか?内需株なのか?それが問題だ~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)