北朝鮮が本日早朝、日本海に向けてミサイルを発射。ミサイルは日本上空を通過し、襟裳岬の東1180キロメートルの太平洋上に落下した。現時点では日本国内での被害は確認されていない。31日まで予定されている米韓合同演習に対抗して、北朝鮮は前週末26日にも日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射しており、情勢は緊迫化を増している。市場ではリスク回避姿勢が一段と強まり、比較的安全資産とされる円買いが強まっている。

 また、先週末に開催されたワイオミング州ジャクソンホールの金融シンポジウムで、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、今後の金融政策についての道筋を示さなかったことから、市場では米追加利上げ観測が後退。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ高をけん制しなかったことからユーロ買いが進み、ドルが売られやすい地合いとなっている。米南部テキサス州を直撃した大型 ハリケーン「ハービー」による影響が懸念されており、NYダウが小幅安になったこともドル相場を圧迫している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 北朝鮮が再びミサイル発射