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大阪比90円高の39240円。円相場は1ドル149円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。米国市場では重要な経済指標の発表を控えて積極的な売買は手控えられたが、アマゾンやアップル、エヌビディアなどが買われており、前日のようなインパクトは限られるものの、指数寄与度の大きい値がさハイテク株の下支えになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時38860円まで売られる場面もみられたが、韓国のユン・ソンニョル大統領が非常戒厳を宣布すると発表したことが影響したとみられる。その後、非常戒厳を解除する方針を示しているため、落ち着きを取り戻そう。終盤にかけての切り返しによってボリンジャーバンドの+1σ水準を回復してきており、同水準を明確に上放れてくるようだと、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性はありそうだ。
昨日の日経平均株価はマドを空けての上昇から、上値抵抗線として意識されていた25日、200日線を上回っての推移となった。節目の39500円に接近する局面では戻り待ちの売りが入りやすい状況だったと考えられるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。39000円から39500円辺りでのレンジを意識しつつ、39500円を捉えてくるようだと、11月7日の戻り高値39884円が射程に入ってくるだろう。
物色としてはハイテク株の押し目狙いのほか、AI関連などテーマ性のある中小型株に個人主体の資金が向かいやすいだろう。また、対中関係が緊迫化するなか、リスク回避的に内需系への物色も意識されそうである。
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