22日の日本株市場は堅調な展開が見込まれる。21日の米国市場は、10月のシカゴ連銀全米活動指数や中古住宅販売件数が予想を上振れ、終日堅調な展開となり、S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円高の22665円となり、これにサヤ寄せする格好から、買いが先行することになろう。

 ただし、先週末の戻り高値水準では上値の重さが意識される可能性があるほか、祝日を控えて海外勢のフローが減少するなか、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりやすい。また、トランプ政権がテロ支援国に北朝鮮を再指定したことから北朝鮮の反発は必至とみられ、上値追いも慎重になりやすい。

 とはいえ、日経平均は25日線を支持線に理想的なリバウンドをみせる格好となる。米国では23日が感謝祭で休場となり、翌24日が「ブラックフライデー」となって一気に年末商戦へのムードが高まる。先高期待は強く、中小型株などへは個人主体の活発な売買が意識されよう。
(村瀬智一)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 買い一巡後はこう着も先高期待は強い