[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22165.41;-52.49TOPIX;1619.30;+0.68

[後場の投資戦略]

 本日は連休前受け渡しの最終売買日となるが、前日に続き直近値上がりしていた銘柄の利益確定売りと、売り込まれていた銘柄の買い戻しが中心の相場展開となっている。ただ、前日は日経平均の下支えとなった小売株の買い戻しに勢いはなく、逆にファーストリテなど日経平均への影響が大きい値がさ株の軟調ぶりが目立つ。注目されるファーストリテの信用売り残はなお低水準とは言えないが、直近のピークから減っており、買い戻しに伴う一段高への期待が後退しつつあるとみられる。

 一方で米中の経済指標改善による株高期待も根強く、全般に大きく売り込まれる流れとはなっていない。今週から日本でも主要企業の決算発表が本格化するが、ここまで発表された米企業決算がおおむね堅調であることも売り込みづらさにつながっているだろう。後場の日経平均はマイナス圏でのもみ合いが続きそうだ。なお、本日は日本電産<6594>やオービック<4684>、小糸製<7276>、シマノ<7309>などが決算発表を予定している。
(小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 値がさ株の買い戻し一巡も全般に売りづらさ