本日のマザーズ市場では、バイオ製薬やヘルスケア、IT・インターネット関連などの幅広い銘柄に買いが入った。新型コロナウイルスの感染第2波や米中対立が警戒されるなか、これらの影響を受けにくく、成長が期待できる新興株への関心が再度高まったとみられる。なお、マザーズ指数は大幅反発、3%を超える上昇で高値引けした。終値としては2018年12月5日以来の高値水準となる。売買代金は概算で1878.12億円。騰落数は、値上がり199銘柄、値下がり117銘柄、変わらず5銘柄となった。
 個別では、アンジェス<4563>などの売買代金上位銘柄や、メルカリ<4385>、フリー<
4478>などの時価総額上位銘柄が軒並み堅調。オンライン診療システムなどのメドレー
<4480>は12%超上昇し、上場来高値を大きく更新した。PCR全自動検査装置と一体化したPCR試薬の保険適用を申請したPSS<7707>はストップ高を付け、JMC<5704>やFRONTEO<2158>もストップ高水準で取引を終えた。一方、MDNT<2370>などは利益確定売り優勢で、経済活動再開への期待から週前半まで買われていたTKP<3479>などの銘柄も本日は軟調だった。また、アディッシュ<7093>などが下落率上位に顔を出した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は大幅反発、18年12月以来の高値、PSSなどストップ高