既婚者向けマッチングアプリ「既婚者クラブ」のユーザーを対象にノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が、20歳~59歳までの男女3,000人を対象に「ポリアモリーに関する意識調査」を実施しました。


<ポリアモリーとは>

関係者全員の合意を得た上で、複数のパートナーと関係を結ぶ恋愛スタイルのこと。二股や浮気とは異なり、全員との合意を得ている点が異なる。







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■ポリアモリーの人と交際したことはありますか?


ポリアモリーとの交際経験がある人は、現在・過去の交際を含めて300人。ちょうど1割の人が経験していることがわかりました。

前回調査の「“ポリアモリー”を知っていますか?」では、男女3,000人中302人が「はい(知っている)」と回答。認知度と交際経験の有無がほぼ同じ割合になりました。




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男女別で見ると、交際経験が多いのは男性でした。現在進行形で交際している人数は、女性のほぼ倍。ポリアモリーの認知度は高くなくても、付き合っている相手が実はポリアモリーだったということがあるようです。

ポリアモリーとの交際経験について、年代別ではどの年代でも一定数、ポリアモリーとの交際経験がある・している人はいるようです。


■パートナーがポリアモリーと知ったのはいつですか?

次に、ポリアモリーとの交際経験がある男女300人に、パートナーがポリアモリーとわかったのはいつのタイミングだったのかを聞きました。




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もっとも多かったのは付き合う前ですが、中には付き合い始めた後にわかったというケースも。付き合う時にカミングアウトされたという人も多く見られました。

男女別・年代別で回答を見ると、20代は男女ともに、付き合う前・付き合うときにポリアモリーだとカミングアウトされた人がほとんど。

30代は、男性は付き合う前にポリアモリーだと知った人が多かった一方で、女性は付き合い始めた後に相手がポリアモリーだと発覚したケースが多いようです。

40代・50代については大きな違いが見られなかったものの、付き合い始めた後にポリアモリーだとわかった人は少なくありませんでした。

■ポリアモリーだとカミングアウトされたとき、どんな気持ちだった?

ポリアモリーのパートナーと交際経験があると回答した男女300人に、カミングアウトされたときのどう感じたかを聞きました。(複数回答可)

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もっとも多かったのは「嫌な気持ちになった(75人)」でした。1票差で「それでもいいと思った(74人)」と続き、「ありえないと思った(59人)」「よくわからなかった(55人)」と続きます。

「嫌な気持ちになった」「ありえないと思った」などのネガティブな意見が上位にあるものの、中には「理解したいと思った」「受け止めたいと思った」など、好きな相手だからこそ“ポリアモリー”という恋愛スタイルへの理解を示そうとする人も多く見られました。


■メタモア(パートナーの他の恋人)に会ったり連絡を取ったりした?

複数人と恋愛関係を結ぶポリアモリーは、パートナーの他の恋人を「メタモア」と呼びます。メタモア同士が恋愛関係にあるわけではありません。

しかし、メタモア同士が連絡を取り合うなど交流することはよくあります。ここでは、ポリアモリーのパートナーと交際した経験がある男女に、メタモア(パートナーの他の恋人)に会ったり連絡を取ったりしたことがあるかどうかを聞きました。

約半数の人が「ある」と回答。多くの人が、メタモアと接点を持った経験があることがわかりました。

男女別では、男性は188人中100人(53.2%)、女性は112人中44人(39.3%)がメタモアとの接点を持っていると回答。男性のほうがメタモアに会ったり連絡を取ったりした経験が多いことがわかりました。

これを踏まえて、次は「メタモアに嫉妬したことがあるか」を聞きました。


■メタモア(パートナーの他の恋人)に嫉妬しますか?

メタモアに嫉妬すると回答した人が6割近くにのぼりました。ポリアモリーという恋愛スタイルを頭では理解できていても、自分の他に恋人がいることは決してよくあることではありません。いくら自分のことを愛してくれても、その愛情を他にも向けているという事実に嫉妬してしまう人は多いでしょう。

次に、メタモアに嫉妬してしまう人の割合を男女別で見てみましょう。

ポリアモリーと交際経験がある男性188人中104人(55.3%)が、女性は112人中52人(46.4%)が「嫉妬する」と回答。

メタモアとの接点をより多く持っている男性のほうが、メタモアに嫉妬した経験がありました。他のメタモアと会わなければ、相手がどんな人なのかがわからず嫉妬の対象になりにくくなるのかもしれません。

■パートナーがポリアモリーでも幸せですか?

最後に、パートナーがポリアモリーという特殊な恋愛スタイルを取っている場合でも、幸せと感じるかどうかを聞きました。

ポリアモリーのパートナーと交際している多くの人は、幸せ一択とは言えないようです。

もっとも多かったのは「どちらかと言えば幸せ(78人)」ですが、「どちらかと言えば幸せではない(76人)」や「わからない(73人)」が僅差で続きます。そして残念ながら、「いいえ(幸せでない)(36人)」と回答した人が「はい(幸せ)(35人)」と回答した人を上回る結果に。

ポリアモリーと交際する人ならではの、さまざまな苦悩があるのではないでしょうか。

■まとめ

ポリアモリーの人と交際経験があるのは、男女3,000人中300人でちょうど1割。

パートナーがポリアモリーと知ったタイミングは、付き合う前がもっとも多かったものの、付き合うときや付き合い始めた後になって知ったという人も一定数いました。

自分の愛する人がポリアモリーだと知ったとき、率直な気持ちとしては「嫌な気持ちになった」と回答する人が最多でした。しかし、多様性を認め合う動きが強まっている中、「理解したい」「受け止めたい」「それでもいいと思った」と回答する人も多数。相手のことが好きだからこそ、悩みながらも受け入れようとする姿勢を持つ人が多いと言えます。

ポリアモリーという恋愛スタイルは、まだ広く知られているわけではありません。もし、自分のパートナーがポリアモリーだったら。自分は受け入れられるかどうか、ぜひ考えてみてください。

次回調査では、自身がポリアモリーだという人に焦点を当てて質問。ポリアモリー実態調査として、当事者はどのようなことを感じているのかを調べます。


「ポリアモリー(複数恋愛)」に関する記事はこちら
https://e-venz.com/column/25585/


調査期間:2024年12月5日~2024年12月5日

調査対象:全国の20歳~59歳以下の男女

調査方法:インターネットを利用
・アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/
・引用元データ(https://kikonclub.com/questionnaires/15

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,586人・女性:1,414人)
・20代…275人
・30代…611人
・40代…965人
・50代…1,149人

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配信元企業:ノマドマーケティング株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 ポリアモリー(複数恋愛)との交際経験は?──男女3,000人にアンケート調査【第2報】