株式会社ホーム社は、2022年11月25日(金)にバリー・ランセット著/白石朗訳『トーキョー・キル』を刊行いたします。
日本に精通したアメリカ人作家による本格ハードボイルド、私立探偵ジム・ブローディシリーズ第2弾。
知られざる日中戦争の歴史の闇をめぐり、横浜中華街、フロリダ、バルバドスと世界を駆け巡る本作は、優れたエンターテインメントとしてアメリカ私立探偵作家クラブ賞(シェイマス賞)最優秀長篇賞最終候補作になるとともに、「フォーブス」誌のアジア諸国首脳の必読書に選定されるなど、各方面で高い評価を受けています。

芸術、社会問題、文化そして戦争──社会を形作り、また破壊するすべての要素が、バリー・ランセットが描くスリル満点の小説の第二作に結実している。……ランセットは『トーキョー・キル』で波に乗り続ける──ニューヨークタイムズ/AP

『トーキョー・キル』は何といっても優れたミステリーであり、その卓越した物語性ゆえに独立した読み物として成立している。だが、四半世紀以上日本で暮らしたランセットは、今日の緊張に満ちた状況に関する日中関係についての微妙な解釈も示している──フォーブス誌

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【あらすじ】
「生命に危険を感じて怯えた三浦晃がわたしたちの事務所のドアを叩いた時点で、すでに死者は八人を数えていた」──休暇を娘と過ごすために日本に戻っていた私立探偵ジム・ブローディのもとに老人が現れ、命を狙われているので身辺警護をしてほしいと依頼する。男は旧日本陸軍の兵士で、すでに戦友二人が殺されており、その手口は中国の秘密結社のものと思われるという。
一方ブローディは、高名な禅僧にして絵師である仙厓義凡の幻の逸品の行方を追っていた。捜査を進めていくうちに、一見異なるこの二つの出来事が、実は第二次世界大戦中の日中間の秘められた歴史とつながっていることが判明する……。横浜中華街、フロリダ、バルバドスと各地を縦横に駆け巡り、知られざる日中戦争の歴史の闇に迫っていく──。

『トーキョー・キル』では先の戦争という歴史的過去を背景に置くことで、作中の事件が現実と接続しているような感覚を読者に味わわせている。そうした時間軸の計算、読者に作中世界を現実に近いものとして味わわせる技こそがランセットの奥義なのである。……唯一無二の主人公ジム・ブローディの背中に隠れて、恐々と世界をのぞき込む。(杉江松恋「解説」より)

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【著者プロフィール】
バリー・ランセット(Barry Lancet)
アメリカの小説家。日本で講談社インターナショナルに勤務後、米国で本格的な執筆活動を始める。
『トーキョー・キル』は『ジャパンタウン』に続く〈私立探偵ジム・ブローディ〉シリーズ第2作。
続刊に『Pacific Burn』『The Spy Across the Table』がある。

白石朗(しらいし・ろう)
英米小説翻訳家。キング、グリシャム、デミル等、ミステリ、ハードボイルド系作家の翻訳を多数手がける。

【書誌情報】
書名:『トーキョー・キル』
著者:バリー・ランセット 訳/白石朗
発売日:2022年11月25日(金)
定価:3,300円(10%税込)
体裁:四六判ハードカバー 448ページ
発行:ホーム社/発売:集英社
ISBN:978-4-8342-5366-5
電子書籍:同時発売



配信元企業:株式会社ホーム社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 【新刊情報】全米大絶賛のノンストップ・エンターテインメント!「フォーブス」誌のアジア諸国首脳の必読書に選定。日本通の著者による本格ハードボイルド第2弾、『トーキョー・キル』11月25日(金)発売。