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本調査は、語学力と専門スキルを活かして働くグローバル人材を必要とする企業の経営・人事業務に携わる方向けに提言を行う目的で実施しました。
契約・派遣社員が仕事を選ぶ際の決め手
「スキルを習得できること」が2位へランクアップ
仕事を選ぶ際の決め手として、約6割(59%)が「時給が高いこと」を挙げ1位となりました。2位は「スキルを習得できること」(32%)、3位は「将来、正社員になれる可能性があるか」(30%)でした。
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コロナ前には重要視されていた「勤務地」は今回4位へランクダウン
2019年のコロナ禍前は1位 「時給が高いこと」(65%)、 2位「勤務地」(49%)、3位「ワークライフバランスの良さ」(30%)でした。前回2019年の調査で2位に入っていた「勤務地」は今回4位となり、わずか29%でした。働き方改革が広がり、契約・派遣社員も勤務地に捉われない働き方をしていると考えられます。
特に若い世代で急上昇してきているスキルを習得する意欲:20代「59%」、30代「44%」
「スキルを習得できること」という項目は、今回の調査では仕事を選ぶ際の決め手の2位に入り、前回2019年の調査結果より2ランクアップしました。特に年代別の順位を比較すると、20代では1位(59%)、30代では2位(44%)となっており、特に若い世代では重要視されていることがわかります。
契約・派遣社員は身に付けているスキルが、より時給などの採用条件に反映されやすいため、好待遇の条件で働くためにも、自身のスキルアップを重要視する社員が多いことが示されています。
契約・派遣社員の退職事情
25%は契約満了前の途中退職を経験
契約満了前に途中退職をしたことがあると回答した契約・派遣社員は25%でした。4人に1人が途中退職を経験しています。
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途中退職をした理由は、1位「業務内容・プロジェクトに不満があった」(23%)、2位「業務のディレクション(方向性・指示・説明)が不明確だった」、「他の会社から正社員採用の内定が出た」(同率20%)、3位「正社員の同僚となじめなかった」、「給与と業務が見合わなかった」(同率18%)となっています。企業側は普段の業務の中で、コミュニケーションの場を意図的に増やす必要があると言えます。
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離職防止(リテンション)とモチベーション向上のための秘策
最後に、離職防止(リテンション)とモチベーションの向上の観点から調査結果を見ていきます。仕事へのエンゲージメントとモチベーションを保つために重要視する項目として、1位「インセンティブ報酬(ボーナス・昇給)」(52%)、2位「スキル習得の機会・トレーニング」(32%)、3位「管理職との効率的なコミュニケーション(契約更新・業務指示)」(29%)、4位「長期契約」(28%)が上位を占めました。
ここでも収入面に直接絡む、インセンティブが重視されていますが、「スキル習得の機会・トレーニング」も2位に入っており、自身を向上させながら働き続けていきたいという意欲が高いことが示されます。
仕事を選ぶ際の決め手としても「スキルを習得できること」が2位に入っています。企業は優秀な人材の離職防止とモチベーション向上の観点からも、報酬に加えスキルアップの機会を提供していくことが、ますます大切になっていくでしょう。
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調査期間:2022年 7月29日~8月3日
対象:当社に登録のある国内で働く会社員 n=371人
配信元企業:ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
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