日本初のファッションテックスクール「Tokyo Fashion technology Lab」を運営する株式会社TFLおよび株式会社FMB(両社とも代表取締役CEO 市川 雄司)と、株式会社繊研新聞社(代表取締役社長 佐々木 幸二)は、3社共同で3Dモデリストの資格検定制度運用を主たる業務とする一般社団法人ファッションデザインエンジニアリング協会(略称:FDE 代表理事:木内潤一)を2021年1月15日に設立(住所:東京都渋谷区神宮前3丁目27-22)し、ファッション産業の新しいクリエイター「3Dモデリスト」の人材価値を上げ、産業での新しい人材登用を促進する業務を開始しました。

■「3Dモデリング」における人材面の課題
ファッション産業は戦後から高度成長期までの日本経済を支え、世界的な衣服消費市場(世界第3位規模)にまで発展してきました。
しかし、2000年以降の20年間は、販売単価減少に合わせた生産拠点の海外流出、供給点数の半数を売り残してしまう「需要に対する極端な供給過多」の状況が加速し、川上から川下までの複雑で多層構造の産業構造と相まってデジタルシフトが遅れ、改善、改革の行われない持続不可能な状況に追い込まれてきていました。

2020年前半の世界的パンデミック「新型コロナウイルス」の影響は、期せずしてDX化の進まない産業への最終通告となり、その結果、活用がなかなか進まなかった「3Dモデリング技術」が産業全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)の最有力技術として注目されることになりました。

すでに、商社を始め多くのアパレルでも活用や導入検討が始まりましたが、高度なオペレーション技術を必要とする新しい「3Dモデリング」は慢性的な人材不足が課題で導入がなかなか広がらない状況です。

■高いハードルがあるファッション専門教育のDX化
ファッション業界の専門職人材育成は、高度成長期前から「ファッション専門学校」が担ってきましたが、現在も教育内容はアナログのスキル習得に偏り、特に新しいデジタルスキル教育に関しては、教える人材不足とCGなどの異分野領域のカリキュラム開発にハードルがあるため教育提供がほとんど行われていない状況です。

また、地方のファッション専門学校でファッションクリエイター(デザイナー・パタンナーなどの専門職)を育成しても販売の職種にしか就けないアンバランスな状況も続いています。

■「ファッションデザインエンジニアリング」に込めた想い
いよいよファッション産業も、大量生産、大量消費、大量廃棄の時代から「第4次産業革命」といわれる新しい産業への変革に動き出しました。
デジタル技術の発展により「デザイナー」や「パタンナー」「テキスタイルデザイナー」「ニットデザイナー」などの過去の大量生産を支えてきたクリエイターにもとめられた「大勢の人に購入されるデザインや機能」ではない、新しい美意識やファッションスタイル、製品機能を生み出す新しいクリエイション(=デザイン)が求められています。
この新しい感性が必要な「3Dモデリスト」を、今後注目されるクリエイティブ、アート、工業製品技術などの境界を超えるという意図を込めた「デザイン」+「エンジニアリング」=「デザインエンジニアリング」としてFDEを設立しました。

今後もテクノロジーは日進月歩で進化します。テクノロジーを活用してあるべき未来の価値を創造することは過去も未来も「人」の役割です。一般社団法人ファッションデザインエンジニアリング協会は、研究開発したテクノロジーやナレッジを「人」が活用することで「ファッション業界の再創造・価値創造」を目指し、素晴らしいファッションの未来を築いてまいります。



ファッションデザインエンジニアリング協会が目指すVISION「Fashion Design Revolution」(ファッションデザイン革命 )
~ファッション・クリエイターの価値を再定義する~

「3Dモデリスト」は、大量生産・大量廃棄の古い産業体制を持続可能な新しい産業に導くクリエイターです。





■ファッションデザインエンジニアリング協会が定義する3Dモデリスト
衣料の平面(2D)パターンデータからファッション製品の3DCGを制作してファッション産業のDX化に寄与する新しいクリエイターの総称。

・3Dモデリストが活用するソフト一覧(下記図参照)

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000229589&id=bodyimage2

■3Dモデリスト資格検定制度と対策本出版
協会ではファッションテック専門スクールである「東京ファッションテクノロジーラボ」で5年間培ってきた教育ノウハウを本にまとめ、3Dモデリスト育成のために2021年5月予定で繊研新聞社から出版します。
あわせて3Dモデリストの資格検定試験を6月予定で実施し、3Dモデリストの保有スキルを評価し資格を提供することで、ファッション産業での登用を促進するとともに新しいクリエイターとして人材価値を高めていきます。



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000229589&id=bodyimage3


※問い合わせ・お仕事のご依頼等は、下記からお願いいたします。

■一般社団法人ファッションデザインエンジニアリング協会
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目27-22-2階
代表理事:木内潤一((株)TFL取締役兼任)
Tel:03-6721-0389 / Fax:03-6721-0392

【本件に関するお問い合わせ先】
広報担当:野田
Tel:03-6721-0389 / Fax:03-6721-0392 Email: info@fdea.tokyo  


■FDEの社員
(株)TFL
http://tfl.tokyo/
国内唯一のファッションテック専門スクール
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目27-22-2階
代表取締役:市川雄司

(株)FMB
https://fmb.tokyo/
ファッションに特化した3DCGバーチャル・ファクトリー
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目27-22-2階
代表取締役:市川雄司

(株)繊研新聞社
https://senken.co.jp/
繊維・ファッション業界紙の発行を行う企業。主力の繊研新聞は繊維・ファッション業界最大の専門紙
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町31-4
代表取締役社長 佐々木 幸二



配信元企業:株式会社TFL
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情報提供元: Dream News
記事名:「 Tokyo Fashion technology Lab(TFL)が、『一般社団法人ファッションデザインエンジニアリング協会』を設立。「3Dモデリスト」の人材価値を高め産業のDXを更に加速させる。